具体例から学ぶ「ウィンザー効果」とは?信頼性はあがるの?
どうも、コピーライターの小笠原です。
先日、某○急ハンズでの出来事・・・
このマッサージ機、小さくても使える機能はたくさんあって、ボタン1つで操作できちゃうんですよ。
おばちゃん
すごい、こんなに小さいのにいろんな機能がボタン1つでできるんだ!
(これちょっと欲しいかも)
彼女さん
あぁ、長押しで電源切るんですね(そりゃそうだよなぁ)
小笠原
そうなんですよ!私最初気づかなくて、家でずっと電源コンセントを抜いて消したんですよ!
さすが!若いとすぐ気づきますね!
おばちゃん
あ、ですよね。アハハ。(お、おう)
小笠原
へぇ!スゴい!良いですねコレ!!
彼女さん
・・・(あれ?お、おーい。笑)
小笠原
この後、マッサージ機を買ったことは今でも後悔していません。泣
実話で、先日実際にあった話なんです。
この店員さん(おばちゃん)との会話には応用して使われている「ウィンザー効果」があります。
今回は、「ウィンザー効果とは」一体どんな意味・効果なのか?そして今日から使えるようになるために具体例を使って簡単な基礎から教えていきます。最後に応用編で僕が体験した実話から相手に与える影響力について解説していきますね。
ウィンザー効果を使えるようになると、
言うことの聞かなかった部下や後輩が今よりもちょっと素直な態度をとるようになるかもしれません。これまで手を焼いていた子を成長させる意味でも、ぜひとも知っておきたいテクニックの1つです。
それでは、ウィンザー効果とは一体どんな意味なのか?から解説していきます。
ウィンザー効果とは?
ウィンザー効果とは
直接相手から話されるよりも、第三者の意見や会話からの間接的に気づきを与えられることによって、その商品・人への信頼感があがる人間心理のテクニックです。
この意味を今は理解できていなくても、具体例を出していきますので、イメージしながら「ウィンザー効果とはどんなものなのか」を理解していきましょう!
今日から使えるウィンザー効果の具体例
それでは、「ウィンザー効果」を今日から使えるようになるために、具体例をご紹介します。
たとえば・・・
ステーキ屋の店員「うちの店のステーキはめっちゃ美味いよ!」
友人との会話「あのステーキ屋さん最近行ってきたけど結構うまかったよ!^^」
この場合、あなたはどちらの言葉を信頼しますか?
おそらくですが、信頼するのは圧倒的に友人との会話だと思います。
似たような具体例をもう1つ出します。
会社の上司A「お前には期待しているんだぞ。」
会社の先輩「上司Aさんが前に話してたけど、お前のこと結構気にかけてて、お前の話ばかりしていたよ。」
もし普段から、上司Aに「期待している。」と言われていたら、
「はい、ありがとうございます。・・・(はいはい、誰にでも言ってるだろ。)」
と少し反抗的な感情を抱いてしまうかもしれません。
ですが、会社の先輩から言われたらどう感じますか?
きっと上司Aさんへ反抗的な態度は取らなくなると思いませんか?その理由は、第三者である先輩から言われると
「そうなんですか?(あの上司Aさんが僕のことを・・・)」
と感じ、なんだか嬉しい気持ちになります。
仮に先輩と上司Aの接点が薄かったら、さらに上司Aへの信頼感が上がりますよね。なぜなら関係性の薄い人だと、「上司Aさんがあの時褒めてたよ。」などのお世辞とかちょっとしたフォローを普通言わないと人が思うからです。
ウィンザー効果は1対1では大きな効果が見込めませんが、第三者の発言でかなり影響力を発揮するというポイントを押さえれば使い方についてはOK!
ウィンザー効果を上手く使っている例
ウィンザー効果を上手く使っているのが「食べログ」です。
あなたが食べログを検索するときに見るポイントはなんでしょうか?
おそらく「本当においしいのかどうか?」を口コミだったり☆星☆の数を見ているかと思います。
なぜなら、「せっかくお店に行って、お金を出すのに失敗したくない。」という損をしたくないという人間心理が働くからです。食べログの口コミと☆の数は、実際にそのお店に足を運び、レビュアーが感じた生の感想を使っているから信用ができる(ウィンザー効果が働いている)からです。
ちなみにネットの口コミを見る行為というのは、すべてがウィンザー効果と言っても過言ではありません。
インターネットショッピング最大級の「アマゾン」や「楽天」でも口コミを見たことがない人はいないのではないでしょうか?
(何か買うとき僕は絶対見てます。笑)
たとえば、家電やお洋服をネットで注文するとき、口コミがない商品だと、イマイチ買おうとしませんよね?あの何か抵抗感があるような、疑心状態です。
「激安だけどノーブランドですぐ壊れる家電だったら嫌だし、サイズの合ってない洋服が来ても使えない。」
そうならないために口コミを確認するかと思います。
つまり、口コミはその物への「安心感・信頼感」を得るために第三者の言葉を探しているのです。
多くの人が無意識にウィンザー効果が働いているどいうことですね。
小笠原
最後に僕が体験した実話を例に解説します。最後まで見ると冒頭の会話文のウィンザー効果の働きが分かり「なるほどっ!」ってなります。^^
【応用編】具体例から学ぶ「ウィンザー効果」実話の解説
それでは、冒頭に話した僕が体験した実話を振り返ってみましょう!
実話では、おばちゃんのセールストークに、第三者である僕(小笠原)が合いの手を入れるような発言をしたことで、彼女さんにウィンザー効果が働き、おばちゃんのセールスが自然に、しかもかなり効果的に働きました。
実話でのウィンザー効果はここがポイント!
あぁ、長押しで電源切るんですね(そりゃそうだよなぁ)
小笠原
僕の発言が購入を検討している彼女さんに安心感を与えているのが分かりますか?
この発言によって、すでに信頼関係ができている僕と彼女さんの間では、おばちゃんのセールストークではまだ話していなかった”マッサージ器の電源の切り方”を、第三者の僕が先に話してしまったことで彼女さんの心理状態にウィンザー効果が働き、僕(第三者)の意見を信頼して心が動かされました。
心が自然に動かされたことにより、マッサージ器を買うという決断をしちゃったわけです。
実話の話では、彼女さんがマッサージ器に興味を持っていたので、商品を購入という流れまでいきました。このようなケースで「ウィンザー効果」を使えると、かなりの確率で購入するところまで持っていけます!
まとめ
僕たち日本人が無意識にウィンザー効果が働いていることがわかりましたか?
無意識的に使っている(影響されている)からこそ、この心理学のテクニックは上手く使えるとかなり強力です。
もしあなたが会社の上司であるポジションで、部下により良い行動をしてもらうためには第三者を上手く使うことでよい方向へ少し変わるかもしれませんので、さっそく今日から実践してみてくださいね。^^
(くれぐれも悪用厳禁で。笑)
それでは、最後まで見ていただきありがとうございます!
コピーライター
小笠原